テーピング基礎講座
テーピングの巻き方基礎編
テーピングには基礎となる
テクニックがいくつかありますが、
実際には目的や症状にあわせるために、その組み合わせを変えて巻いていきます。
基礎のテクニックや専門用語を忘れてしまった場合は、このページに戻って再確認してください。
なお、足首の捻挫(ねんざ)の巻き方にはテーピングの基礎テクニックの大半が使われているので「サポート」「Xサポート」以外は足首の巻き方を例にあげています。
テーピングの巻き方 基本
テープの扱い方
スポーツテーピングを貼る際の注意点、かぶれ防止の方法をご紹介します。
貼る際の注意(かぶれ防止)
![](/img/taping/beginner/technique_img0_01.jpg)
STEP
01
伸縮するテープ(セラポアテープ)を貼る時は、テープの両端がかぶれやすいため、テープの最初と最後を1cmほど浮かせておきます。
![](/img/taping/beginner/technique_img0_02.jpg)
STEP
02
そして、浮かせた部分を押さえるように、ゆっくりと貼ります。
はがれにくくするコツ
![](/img/taping/beginner/technique_img0_03.jpg)
テープの角をはさみなどでカットし丸くします。
テープをはがす際の注意
![](/img/taping/beginner/technique_img0_04.jpg)
良い例
〇
テープをはがす際は、体毛の流れに沿って優しくはがすようにしてください。
![](/img/taping/beginner/technique_img0_05.jpg)
悪い例
×
体毛の流れに逆らってはがすと、皮ふに刺激を与える恐れがありますのでご注意ください。
テープの持ち方
![](/img/taping/beginner/technique_img0_06.jpg)
良い例
〇
写真のように人差し指・中指・薬指を使って持ち、テープのテンションが一定になるように引き出していきます。
![](/img/taping/beginner/technique_img0_07.jpg)
悪い例
×
テープをつまんで引き出すとシワやたるみが出来るおそれがあります。
※シワやたるみは、テーピングの効果が損なわれる場合があります。
![](/img/taping/beginner/technique_img1_01.jpg)
STEP
01
テーピングの基礎。
内側のくるぶしより、ひと握りのところに身体のカーブに沿って、1本目は強く巻きます。
2本目は1本目の強さに合わせて、テープの1/3が重なるように巻きます。
![](/img/taping/beginner/technique_img1_02.jpg)
STEP
02
正面からみた図です。
![](/img/taping/beginner/technique_img2_01.jpg)
STEP
01
内反の防止。
アンカーの内側からかかとの下を通って外側へ巻いていきます。
2本目、3本目はかかとの下で1本目とクロスするように巻いてください。
完成時は3本のテープは扇形になります。
![](/img/taping/beginner/technique_img2_02.jpg)
STEP
02
外側から見た図です。
![](/img/taping/beginner/technique_img3_01.jpg)
STEP
01
スターアップの補強とアキレス腱の保護。
かかとの骨端にテープの真ん中をあて、身体のカーブに沿って巻いていきます。
テープの端はスターアップより2~3cm出すようにしてください。
![](/img/taping/beginner/technique_img3_02.jpg)
STEP
02
正面から見た図です。
![](/img/taping/beginner/technique_img4_01.jpg)
STEP
01
スターアップをずれないように固定するテープ。
足首を1周させ、足首に密着するように1本ずつ切ってアンカーの位置まで巻きます。
![](/img/taping/beginner/technique_img4_02.jpg)
STEP
02
正面から見た図です。
![](/img/taping/beginner/technique_img5_01.jpg)
STEP
01
足首に安定感を持たせるテープ。 外側のくるぶしからスタートし、甲の上部 (◆)を通して巻きます。
![](/img/taping/beginner/technique_img5_02.jpg)
STEP
02
そのまま内側から足の裏を通し、外側へ持っていきます。
![](/img/taping/beginner/technique_img5_03.jpg)
STEP
03
甲の上部(◆)でクロスし、足の後ろに持っていきます。
![](/img/taping/beginner/technique_img5_04.jpg)
STEP
04
最後はアキレス腱を通ってスタート位置に戻り、テープを切って止める。
![](/img/taping/beginner/technique_img5_05.jpg)
STEP
05
完成 外側から見た図です。
![](/img/taping/beginner/technique_img5_06.jpg)
STEP
06
完成 内側から見た図です。
![](/img/taping/beginner/technique_img5_07.jpg)
STEP
07
完成 正面から見た図です。
![](/img/taping/beginner/technique_img7_01_1.jpg)
![](/img/taping/beginner/technique_img7_01_2.jpg)
STEP
01
炎症防止のために
アンダーラップを巻く前に、足の甲とアキレス腱の部分にワセリンを塗ったカット綿等を入れます。
![](/img/taping/beginner/technique_img7_02.jpg)
STEP
02
かかとの外側、内側にテープを通す時(02、03)は強く引っ張る。
![](/img/taping/beginner/technique_img7_03.jpg)
STEP
03
甲の上部からアキレス腱に向かって巻いていきます。
![](/img/taping/beginner/technique_img7_04.jpg)
STEP
04
アキレス腱から内側のかかとに、強く引っ張りながら巻きます。
![](/img/taping/beginner/technique_img7_05.jpg)
STEP
05
最後は、足首の上まで巻き上げる。
完成
![](/img/taping/beginner/technique_img7_06.jpg)
STEP
06
完成
外側から見た図です。
![](/img/taping/beginner/technique_img7_07.jpg)
STEP
07
完成
正面から見た図です。
サポート・Xサポート
関節の可動域を制限する役割のテーピングです。
![](/img/taping/beginner/technique_img8_01.jpg)
STEP
01
サポートテープ
サポートテープは、関節の可動域を制限する役割があります。
アンカーテープの橋渡しして、長さや引っ張る力によって動きを制限します。
![](/img/taping/beginner/technique_img8_02.jpg)
STEP
02
Xサポート
2本のテープを交差させて、サポートテープを補強する役割があります。ねじれの方向に対する動きを制限する役割もあります。